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M52 フランス軍の名作チノのサイズ感レビュー【デッドストック】
昨今、ヨーロッパ系のミリタリーモノや古着が気になっているんですが、その中でも個人的に気に入っているアイテムのご紹介になります。
こちらはM-52と呼ばれる型のフランス軍のチノパンです。
ロスに旅行に行ったときに入ったミリタリーショップで購入したんですが、30ドルくらいのかなり格安で購入できました。
日本では1万円ちょっとくらいで値付けされていることが多いかと思いますが、購入したのが5年ほど前なので、近年のM-52人気前なのか安く購入できてラッキーでした。
チノパンの由来
少しうんちくを書いておくと、1945年の終戦後、自国の力のみでは再建がかなり厳しかったフランスは、アメリカやイギリスからの援助を受け、その中で誕生したチノパンです。
チノパンはチャイニーズクロスパンツが由来になっているとのことですが、スペイン語でチャイナがチノ。だからチノクロスパンツ。チノパンと呼ばれるようになったらしいです。
チノパンの発祥は、元々イギリス軍では白いパンツをはいていたみたいですが、戦場で目立ってしまうとの理由からカレー粉とか土でパンツを染めて敵から見つからない工夫を始めたようで、それがかなり効果のある施策だったようで、あのカーキ色のパンツに定着していったとのことです。
アメリカやイギリスで履かれるようになり、その後フランス軍でも1952年に採用がはじまったことからM-52と呼ばれています。
カーキなのかベージュなのか
日本ではカーキってオリーブ色をイメージすると思うんですが、それは日本独自の呼び方みたいで、その他の国ではサンドベージュのような色がカーキと呼ばれています。
各ディティール(前期型・後期型)
まず、このパンツの大きな特徴としては、タック入りでテーパードがかかっているところで、その他の国のチノパンより太いシルエットになってます。
大きく分けると前期型と後期型に分かれるようですが、前期はバックポケットがフックタイプになるのに対して、後期はフラップタイプになっています。
製造メーカーや年代によって2タックだったり、生地の色や質感が若干ことなりみたいで、僕が買ったのは他のモノより少し光沢感のあるモノでした。
僕の物にはついてないですが、股下にガゼットと呼ばれるディティールがついているものあります。
もうほとんど消えてしまって見えないんですが、内側には製造メーカーのスタンプとサイズタグが付いてます。布パッチじゃないサイズタグもあるそうな。
元々裾がアンフィニッシュだったので、裾上げしたんですが、個人的なこだわりとしてはタタキ幅を5cmにしてかなり太くしたところがポイントです。個人的にはテーパードのシルエット、タタキ幅を太くするとかっこいいかなと思います。
少し前まで、古着はアメリカモノを扱うお店が多かったと思うんですが、近年はヨーロッパモノを扱うお店も多いかなと思います。
このM-52もそうですし、バーバリーの一枚袖のコートとか、スウェーデン軍のプルオーバーシャツとか、今っぽい着こなしができると思うので、普段古着をあまり着てこなかった層の方々にもヨーロッパ古着がハマる理由かなと思います。
このM-52が自分的にはその第一歩だったので、大切に履いていきたいと思います。
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